色には不思議な力があります。
例えば、同じ人でも赤い服を着ているときと青い服を着ているときでは、表情や雰囲気が違って感じられませんか?
実際、赤いユニフォームと青いユニフォームを着用した選手が試合で戦った場合、赤いユニフォームを着用した選手が勝利する傾向にあることが統計学的にも明らかになっています。
その理由はまだはっきりしていませんが、赤は男性ホルモンのテストステロンの濃度を押し上げることで攻撃性が高まり、それを見た相手選手は威圧感を感じるためと推測されています。
こりゃもう、ユニフォーム作るなら絶対赤ですね。
体感温度も色によって変わってくることがわかっています。
赤などの暖色系のインテリアでまとめた部屋は、青などの寒色系のインテリアでまとめた部屋より2~3度も体感温度が高いんです。
冷え性の人は赤いパンツ、暑がりの人は青いパンツを履くといいでしょう。
それから、重さ。
箱の色を黒から薄緑に変えただけで工場の作業効率がアップしたなんて話もあります。
色によって重く感じたり、軽く感じたりするんですね。
どうでしょう?このように、色は私たちの心と身体に様々な影響を与えているんです。
色選びの重要性を理解していただけましたか?
つまり、身につけるファッションの色で、自分の気持ちを高めたり、相手に与えるイメージを操作することも可能です。
色の効果を上手く使って、あなたのなりたいイメージを演出してみましょう!
(2)色の効果でなりたい自分を演出しよう
一つの色には、ポジティブとネガティブの相反するイメージが混在しています。
例えば、ピンクを見たとき、「かわいい」というイメージの他に「幼い」というイメージがあり、色みが強いとポジティブなイメージもネガティブなイメージも伝わりやすくなります。
もし使い方が難しいと思うときは、淡い色にするといいでしょう。イメージが緩和され、ソフトな印象にすることができます。
TPOに合わせて色選びしてみてくださいね。
代表的な色の主なイメージと使い方
①赤...リーダーシップや積極性が求められる日や勝負下着に
愛情・エネルギー・興奮・派手・嫉妬・怒り
赤は交感神経を刺激することから、筋肉が緊張し、脈拍や呼吸が速くなり、血圧が上昇することがわかっています。
会議や試合などの重要な場面でネクタイやユニフォームに赤を取り入れることで、相手に威圧感を与え、やる気や情熱を感じさせることができます。
また、赤は男性が女性に性的魅力を感じる色。発情期にメス猿のお尻が赤くなってオス猿が引き寄せられるように、赤は男性へのアプローチに効果があるといわれています。勝負下着は赤を選びましょう。
冷え性にも効果があります。
ただし、同性にはライバル意識を持たせてしまうので注意が必要です。
差し色として小物等に取り入れるといいでしょう。
②ピンク...女性の初めてのデートや優しい気持ちになりたい日に
優しい・かわいい・女らしい・若い・わがまま・いやらしい
ピンクは健康や幸福感を感じさせ、興奮や攻撃性を弱める効果があるといわれています。イライラしているときはピンクをまとうことで優しく穏やかな気持ちになれるでしょう。
女性の場合、初めてのデートでピンクを身につけることで、若々しく女らしい印象を与えることができます。ただし、男性の場合は弱々しく頼りない印象を与えてしまうので使い方に注意が必要です。
また、ピンクはエロティックなイメージもあり、上手に使えば愛される色ですが、下手をすると下品でいやらしい印象を与えてしまいます。
③橙...社交性をアピールしたいときや食欲のない日に
暖かい・明るい・元気・親しみやすい・活動的・安っぽい
橙は、色の中で最も暖かさを感じさせる色。イメージ療法で温かさをイメージするときによく使われます。
積極的に人と交流したいときに身につけることで、相手に暖かく親しみやすい印象を与え、会話をはずませるサポートをしてくれるでしょう。
ただし、その親しみやすさが安っぽさにつながることもあります。
また、胃腸を刺激し食欲を促す効果があります。
④黄...コミュニケーションを活発にしたいときや素直になりたい日に
明るい・元気・積極的・楽しい・幼い・騒々しい
明るく楽しいイメージの黄色は、相手に話しかけやすい印象を与えます。友達を増やしたいときに取り入れることで、コミュニケーションを円滑にする手助けをしてくれます。
また、黄色は幼児期初期に関心を持たれる色。「親にかまわれたい、注目されたい」という子どもらしい気持ちを黄が代弁しているのです。
黄色を身につけることで、言葉にできなかった自身の存在の主張を色で表現することになり、気持ちが軽くなるかもしれません。
ただし、取り入れ方によって未熟で幼い印象を与えてしまいます。
⑤緑...疲れているときやリラックスしたい日に
ナチュラル・安らぎ・癒やし・爽やか・大人しい
緑は自然の色であることから、安心感を与え、癒やしの効果があります。疲れているときやリラックスしたいときに取り入れてみましょう。人に緊張感を与えず、青のようにクールダウンしすぎることもありません。
ただし、地味で色気のないイメージを与えるため、デートのファッションには不向きです。
⑥青...落ち着きたいときやクールダウンしたい日に
知的・爽やか・誠実・真面目・冷たい
青は副交感神経を刺激することから、筋肉を弛緩させ、脈拍や呼吸を落ち着かせることがわかっています。
イライラしているときやソワソワしているとき、青を身につけることで鎮静効果が期待できます。冷静に物事を判断したいときに取り入れてみましょう。
また、世界中の好きな色ベスト3に入り長く愛されてきた青は、誠実で真面目な印象を与えるため、男性にオススメの色です。
ただし、気分が落ちこんでいるときは、かえって沈みすぎてしまうので注意が必要です。体感温度が低くなる効果から、冷え性の方にはオススメしません。
⑦白...リセットしたい日に
清潔・純粋・爽やか・大人しい・緊張・無
白は始まりの色であることから、気持ちを切り替えて前に進み出したいときや生活を一新して始めたいときに取り入れてみましょう。気持ちを引き締めてくれます。
また、白は清潔感や清純さをイメージさせる色。 同時にその穢れのなさがかえって「汚してはいけない」という緊張感を生むこともあるため、心がうつろでエネルギーが低下しているときには白は強すぎるので避けた方がいいでしょう。
⑧黒...断りたいことがあるときや自信がない日に
おしゃれ・強い・高級感・真面目・色っぽい・威圧的
黒は誰の侵入も許さない強さを持った鎧の代わり、防御の色。
どうしても断りたいことがあるときや自信がないのにやらなければならないときは、黒を身に付けることで気持ちを支えてくれます。
ただし、近寄りがたい印象も同時に与えてしまうので注意が必要です。
素肌に着けると意図的に作られた隙がセクシーさを増長させてくれます。
〈参考文献〉
山脇惠子(2015)『色彩心理のすべてがわかる本』ナツメ社
===================================
結婚相談所 Marry up
Marry upではファッションアドバイスも行っています。あなたに合った色のファッションを身につけ第一印象をアップさせましょう。
無料カウンセリングはこちらから
↓↓↓↓↓
この記事が気に入ったらシェアお願いします!
m(__)m ↓↓↓↓↓